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Posted by Dr.wakasagi on --.--

氷原公魚復帰考

Category : 駄考
2011年01月29日16時17分05秒。
加藤AZUKIさんから一通のメールが届きました。
かつて加藤さんが書いた小説『ガラパゴスクエスト』に、解説をつけて欲しいというのがその用件。

>今年で二十周年なんですよ。東京人工群島。
>だからってわけでもないんだけど、昔の原稿を眺めていたら「いっちょ電子書籍にするのはどうだ」と
>神様が囁きましてね。

あー、もう二十年も経つのかと思いました。
インターネットの前身であるパソコン通信の時代に、我々は一緒に仕事しましたねえ。
これがいつかメシの種にならんものかと、
そー思いつつあの頃の私は野心に燃え、
純粋な針のように狂気たらんと、己が精神を追い込むのを日課としておりました。
おかげで真人間の生活に復帰するのに十年もかかりましたが(汗)。
今もまだ完治していないような気もします。

考えてみれば私と加藤さんとの出会いは、
私が高校一年のときに弟が買ってきたドラゴンマガジンの読者投稿ページでした。
『ガメル連邦』という読者投稿ページだったんですがね。
最初弟が投稿していたのですが、
奴のハガキネタがあまりにもつまらないので、
「ちょっと貸してみろ。ハガキっつーのはこー書くんだ」と見本を見せているうちに、
いつの間にか大常連になってしまって、
就職して東京に行き、投稿仲間たちとわいわい楽しくやっているうちに、
仕事をやめてフリーライターになったわけですよ。
そのライター時代初期にやっていたのが、加藤さんが主宰していた『東京人工群島』でございました。
まあ、あれは私にとっての修行時代でしたね。
もともと文章書くのは好きでしたが、商業的に堪えられる筆力を養うのに、
ここでの数年は必要不可欠なものだったでしょう。

加藤AZUKIさんは当時『楠原笑美』というペンネームを使っていまして、
その『東京人工群島』執筆陣の中で筆頭格だったのは『上原尚子』先生でした。
このお二人のペンネームから『原』の一字を頂きまして、
私は『氷原公魚』というペンネームを名乗ったわけです。
そういう意味で、私はこの二人の直系の弟子もしくは後輩です。

というわけで、2011年01月29日16時17分05秒に届いたメールは、
懐かしい師匠からのメールだったわけです。
そのメールが、私と竹の子書房との出会いでございました。

すでに筆を折って久しく、このまま過去の思い出を温めて生きていくつもりでございました。
私に言わせれば、小説家というのは『魔法使い』です。
無から有を生み出す、言の葉の魔法。
かつて私はその魔法使いであったし、魔法使いであったという記録も、
今から思えば不本意な出来のものですが、確かに『国会図書館』に残されている。
それを誇りに、あとはいつでも笑顔で死ねる。
そう考えておりました。

氷原公魚全集を電子書籍で……。
しかも、商業では掲載できなかった
氷原公魚の一番濃いところを竹の子書房の電子書籍としてまとめないか?


加藤AZUKIさんは、そう言うのです。
畜生。
解説依頼のついでに、これも狙ってやがったなこの詐欺師。
ああ、神様が囁くのじゃない。
加藤AZUKIが囁いているのです。
ええい、この人はいつもこうやって若者に夢を見せて死霊の盆踊りを踊らせるのですが、
今の私はもう真人間だし若者でもありませんから、
もう夢を追って銀河鉄道に乗ったりはしないんだよメーテル!!
機械の身体より明日のご飯が大事なんだよう!
そもそも、なんでメーテルの髪が緑なんだ!
貴様ニセモノだろう!!


いやあ、ところがね。
原稿料はビタ一文出せないが、代わりに締切はないというのです。
書いても書かなくてもいいというのです。
儲からなくても、面白ければそれでいいというのです。

……面白いという点だけは、今でも自信があるぞ。

と、いうか私は、
喰うための仕事が面白くなくてつまらなくて、
心の赴くままに書き殴った原稿は傑作だったが商業的には方向性が特殊すぎて販売不能という、
商業作家としては致命的な欠陥を抱えた
魔法使いですのでね!!

ええ、ウキウキしましたとも。
何が嬉しかったって……作品の、一番面白いところが電子書籍とはいえ、
世間に公表できることが嬉しかったのです。
商業出版社では絶対に扱ってくれないでしょうけど、
あの頃の短編小説群が、氷原公魚の最高傑作でありもっともお読み頂きたい部分なんですよ。
あれに比べれば、
国会図書館に収められているあの魔法どもはカス同然だ!
商業作家なら言ってはいけないセリフだけど、
商業作家の氷原公魚は十年前に既に死んだので言っても問題ないだろう!!


原稿料?
ふん、もう私は二度と銀河鉄道にゃ乗らないと決めたんだ。
無期限パスなどいらん!!
その代わり、
もう自分が気に入ったものしか書かねえからな!

おまけに、
飽きたらいつでもバッキリと筆を折るからな!

なにせ一度は折れた筆ですから、
もはや私の筆は折りたたみが出来て持ち運び便利です。

まあ、そんなこんなで……
数百年後に氷原公魚という作家が再評価されるときのために。
少しは資料を揃えておこうか。

それが復帰の理由です。

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Posted by Dr.wakasagi on 04.2011   0 comments   0 trackback


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プロフィール

Dr.wakasagi

Author:Dr.wakasagi
氷原公魚と申します。
引退した物書きですが、電子書籍作家として絶賛復活中。
電子書籍製作集団『竹の子書房』
第一製作部ラノベ課に所属しております。

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